アムステルダム歴史地区で民泊貸し出しが今日から禁止
アムステルダムはオーバーツーリズムが長い間、問題視されていました。旅行者が急増した事で、住民の生活の質が低下しているという統計データが出た為です。
アムステルダム市は歴史地区3ヶ所で本日7月1日から、自宅を訪問者に貸し出すことを禁じる。これは生活の質が脅かされていると訴える住民の声を受けた措置で、エアービーアンドビー(Airbnb)などの予約プラットフォームでの掲載を抑制していくようです。
アムステルダム市内で自宅を予約プラットフォーム上で貸し出す場合には市当局の許可が必要になるが、今後は禁止される3ヶ所の歴史地区での許可は下りなくなります。
これからは、地域住民や地域商業施設に迷惑をかける短期滞在よりも、長期滞在向けのホームシェアリングに重きを置いたプラットフォームとなることでしょう。
風光明媚な運河と石畳の道が印象的な歴史地区はユネスコの世界文化遺産に登録されていますが、ここ数年観光客が殺到してしまい、地域住民からの不満が高まっていました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のための旅行規制のおかげで最近は静けさを取り戻しており、現在のアムステルダムは閑散としています。
